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2010W杯日本代表テクニカルレポート<前編> 

Football goes on vol.29

「2010W杯日本代表テクニカルレポート<前編>」


フットピーポーよ、そんな訳でわたくしitchプレゼンツの仮想「10W杯の日本代表テクニカルレポート」をやってみたいと思います!

あのW杯の日本代表を分析して、さらに答えを導くなんてそんなもん長文になるに決まってるんでこれも2回に分けて書きたいと思います。


(1)日本代表の基本戦術

 出発前のセルビア戦から韓国戦まで連敗した岡田監督は、スイス合宿に入ってから戦略を大きく変更。イングランド、コートジボワールと戦い、さらに本大会直前で微調整を施し、本大会はこれまでの準備期間とは大きく異なる戦略で闘った。

それまで就任期間の大半を使って追及してきた4-2-3-1からトップ下を削り、DFライン前でカバーリングをするアンカーに回し4-1-4-1に変更する。

それにより就任当初から「コンセプト」として掲げてきた守備方法「高い位置からのプレス」が「バイタルエリアにブロックを作る」方法へと変更された。

また攻撃方法の「コンセプト」であった「ポゼッションを高め、素早いパス回しで相手を崩す」が「少ない人数でのカウンター」に変更。

 本大会ではこの戦略変更により固い守備からのカウンターで初戦カメルーン戦に勝利。その後オランダには負けたものの、得失点差で有利な形で迎えたデンマーク戦では再び堅い守備とカウンターで勝利。予選突破をはたした。

 しかしベスト16で迎えた同タイプのパラグアイとの試合では、攻撃面で有効なカウンターが仕掛けられず延長、PK戦を経て敗退。
 
 今大会直前、変更された日本代表の基本戦術はまずは多くの人数でしっかり守り、攻撃時には必然的に少ない人数で得点を狙う為に速攻、カウンターが主体となるいわゆる「堅守速攻型」のチームだったと言える。


(2)日本代表の勝因

ベスト16まで進出した一番の要因はやはり優先した守備の安定が大きい。4試合で2失点という少なさからも充分合格。W杯予選ラウンドレベルでは充分に守備が機能する事を証明した。

ただし今大会での守備方法は多くの人数を守備に割き、バイタルエリアを人数でカバーするという方法で、それは攻撃時に問題を招いた。守備に多くの人数を割くことで攻撃時には人数不足になり、有効なチャンスを多く生み出す事はできなかった。

これはやはり大会直前での戦術変更の影響が大きい。大会直前に「守備重視」へ大きく戦術変更をして守備力を整備する事はできたものの、そこから攻撃へと展開する部分までは整備できなかった。

それにより日本の攻撃は相手のミス、一度流れが切れて攻撃の人数を再編成できるセットプレー、低い位置からのロングカウンターに限られる事になった。


いくら守備が選定しているとは言え、点を取らなければ勝ち点の獲得は難しい。ただし今大会の日本代表は、その不足する攻撃力からどうしても少なくなってしまうチャンスを決めた。少ないチャンスを決める。つまり決定力が高かった事になる。

つまり日本の勝因は「安定した守備力」と「攻撃力不足を補う決定力の高さ」になる。

ここで注目したいのが長年日本代表について語られる時の常套句となっていた「決定力不足」が本大会では敗因どころか「攻撃力不足を補う決定力の高さ」として勝因になったというポイント。一体なぜそんな現象が起きたのか?はたして日本代表は、日本人は本当に「決定力不足」を克服したのか?


(3)日本代表の敗因

 日本代表の勝因が「安定した守備力」と「攻撃力不足を補う決定力の高さ」だとしたら、敗因はそれが不足したから、になる。

 具体的に考えると日本の敗戦は2つ。オランダ戦と、パラグアイ戦。その2つで勝因の1つ「安定した守備力」は発揮されていたと見ていい。オランダ戦は1失点。パラグアイ戦においては失点ゼロだった。

すると2つの敗戦の敗因はどうやら「攻撃力不足を補う決定力の高さ」が発揮されなかった、という事になる。

つまり今大会の日本代表の敗因は「攻撃力不足を補う決定力の高さ」の不足。ここでまたしてもやはり長年言われていた「決定力不足」問題が現われてくる。

やはり日本代表の問題は長年指摘されている「決定力不足」なのか?

そして日本代表には「決定力不足」を克服する事はできないのか?


 なるべく簡潔に概要だけで進めてきてもこの文量!でもどうですか?ちょっと面白くなってきたでしょ?やっぱりぶち当たる「決定力不足」の壁。はてさてまたいつものように「決定力不足」を解消してくれるフォルランみたいなFWが生まれるしかないという結論になるのか?

 いやいや、そんな事でまとめたら話はそこで終わり、フォルランもメッシもロナウドもいない我々日本人は永久に強くならないのか。

 という訳で<後半>では分析から一歩踏み込んで、本大会で通用した日本の強みを活かして進むべき道を思考してみましょう!一旦休憩!


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