FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「Football goes on」 vol.18 

「監督力」

フットピーポーよ、ブラジルが、あの優勝候補筆頭のブラジルが消えちゃったよ。


いやはやみなさん観ましたか?一体誰があの前半の後に逆転されると思ったか。ブラジルはあの完璧な前半で少なくともあと1点決めるべきでした。


G・シウバ、メロがキーマンのスナイダー、ボメルをうまく消し、攻め手はロッベンのドリブルのみ。カカを中心にロビーニョ、ファビアーノ、マイコンが効果的なカウンターをお見舞いする前半。「ブラジル強し」の印象は濃厚でした。


しかしハーフタイムを挟んでオランダは豹変。前半でカードを受けたバストスを狙い、自重していた右サイドバックファンデル・ウィールがガンガン上がりロッベンをサポートしだすと、ブラジルは左サイドから蝕まれだしました。


結局、右サイドでのロッベンへのファールからオランダの1点目は生まれます。そしてドゥンガはここで狙われているバストスを代えました。ここがポイントでした。


バストスは「ロベカル2世」と呼ばれる攻撃的サイドバック。ここに守備的なジウベルトを入れたこの交代、はたして結果は凶。背後を脅かされる心配が無くなったロッベン、ウィールは攻めを加速。そしてその圧に耐え切れなくなった時間帯に逆転ゴールが生まれます。


たしかに得点は2点ともセットプレー。しかし、プレー的に後半はオランダの時間でした。そしてその原因はやっぱりこの人今季itch賞受賞者アリエン・ロッベン。


ロッベンはこの試合、再三再四ドリブル勝負を仕掛け続けました。一見すると我侭なプレー。でもロッベンが仕掛ける位置はサイドの高め。失っても怖くない位置。さらにブラジル相手に人数をかけられない以上、ロッベンにパスコースはほとんど無く、持ったら勝負は実は合理的だったんです。


右サイドを前半を犠牲にして疲弊させた効果は、完璧に抑えたダブルボランチにも波及効果がありました。どうしてもサイドに引っ張られ、徐々にオランダのキーマン、スナイダー、ボメルにスペースが生まれたんです。


そして決定的なメロのレッド。前半から蓄積されたロッベンのドリブルへのイライラが1点追う緊急事態で爆発してしまいました。これで中盤の門番は高齢で足が止まりかけてきたシウバのみ。勝負ありの瞬間でした。


さらにドゥンガは2つ目のミスを犯します。89分眠っていたとしても、1分で仕事をするファビアーノを下げてしまう。ニウマールを入れるなら、足が止まり、精神的にも切れていたロビーニョでしょう。


その点ファンマルバイクは間違いませんでした。ブラジルという難敵をロジックで倒しました。ロッベンをはじめ優秀な駒を、間違わずに配置し、動かし、勝利をしました。駒の優秀さで勝るブラジルのドゥンガは、大一番で経験不足がでてしましましたね。


ブラジルを総括すると、ドゥンガの「破壊するサッカー」指向はまさに今大会のトレンドで、チーム作りにおいては◎。ただしモウリーニョのようにスター選手に守備を徹底させる能力が無かった故に、扱いやすい選手を並べてしまったツケが土壇場で出てしまいました。はたして本当にロニーはいらなかったのか?


プラスこの試合で露呈した選手交代の拙さ。試合の流れを読む目。混乱したチームを立て直す的確さ。この辺りは経験不足の感は否めず。宝の持ち腐れ、とは言いすぎかもしれませんが、ブラジルにとっては「取り逃した大会」のイメージが強いです。



もうひとつのウルグアイ×ガーナはPKが明暗を分ける結果となりました。いつも言ってますがPKは背負うものが大きいほうが不利。アフリカ唯一の希望という重圧に、ギャンをはじめガーナの選手は負けてしまいました。


それにつけてもフォルラン!ああ、なんてかっこいいんだろ。まさに「THIS IS 漢」。あの鳥山明キャラのような顔と、ウルグアイをプレーで引っ張るその姿勢。ユナイテッド時代から大好きな選手です。男が惚れる男ですよ。ウルグアイの歴史的なベスト4の立役者、良かったねフォルラン!


そして今日はベスト8屈指の好カードアルゼンチン×ドイツです。いい試合になりますよ~。


オランダ×ブラジルはひょっとしたら消耗戦になるかもとプレビューで書きましたが、このカードは保障します。凄まじい打ち合いですよきっと。


両者とも完全に「前輪駆動型」のチーム。しかしその攻撃方法は異なります。前の3人の圧倒的な個人技で攻撃を仕掛けるのがアルゼンチン。そしてコレクティブに組織で攻めるのがドイツ。


今大会のドイツはその素晴らしい組織的攻撃がトピックになっています。活きのいい若手が中心となり左右と真ん中、どこからでも攻める事ができるので相手チームは対処できません。


そんな好チームを作り出したのがヨアヒム・レーブ。ドイツW杯でクリンスマンの参謀を務め、ユーロでは決勝進出。今大会のドイツはまさにレーブの集大成的作品です。

 
しかしそんなロジックをいとも簡単に粉砕してしまう空気がいまのアルゼンチンにはあります。「戦術はメッシ」それだけにアルゼンチンは良くも悪くもメッシしだいでしょう。


ここまでゴールの無いメッシですが、ただゴールが無いだけで効果的なプレーはロナウド、ルーニの「ビッグ3」の中で抜きん出ていました。それだけに不気味な存在です。ここにきて爆発の予感がただよいます。


何よりもサッカーの神様は、ディエゴ・マラドーナを愛してやみません。クスリで2度死にかけ、南米予選では敗退寸前、大会前も悲観論が多い中この快進撃。


個性的な監督がそれぞれの哲学に基づいて戦いを繰り広げる様子を見るに、やはりサッカーでは監督という要素がかなりのウェイトを占める事に改めて気づかされます。


ここまで南米優勢、欧州不利の流れの中でこの屈指のカードの行く末やいかに?ちなみにドイツの水族館に、06年W杯からドイツ代表の試合を的中率80%で当てる有名な占いタコがいるらしく、なんと今大会ではあのセルビア戦の敗戦も当てこれまでの4戦の的中率は100%!

そのタコ君の占い方法は両チームの国旗が書かれた箱に入ったエサのどちらを食べるかというシンプルな方法。はたしてこの1戦、タコ君はドイツの箱を選んだらしいです。しかしいつもはすぐに平らげる所を45分もかけてじっくりとエサを食べたみたいです。


という事は延長でドイツ?今大会予想を外しまくりの自分としては、このタコ君の予想にすがってみたいと思います。もうタコ頼みです。さてどうなるんでしょう?フットボールは今日も前に進みます!





この記事へのコメント

コメントをお寄せ下さい

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://dlivegrampus.blog76.fc2.com/tb.php/86-eee56266

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。