FC2ブログ

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「ザッケローニの限界」FGO vol.59 

Football goes on vol.59

「ザッケローニの限界」

フットピーポーよ!ウクライナの矢は折れていなかった!地元開催初戦で逆転の2発。かっこよ過ぎだろ!タメ年シェフチェンコの大活躍、痺れた!一躍グループDの主役に躍り出たウクライナ、いや~フットボールは分からない!

そんなこんなで日々ゴーズオンし続けるフットボール、昨日は我が代表最終予選前半戦の大目玉アウェイのオージー戦でした。

なんかこの試合アルガムディ主審がもうMOM級の活躍だったかのごとく騒がれているけど、それはそれ。確かにゲーム開始からカードの多い判断だったとは思うけど、そこは主審の傾向読んだプレーしないと。特にカード累積組は。ましてや後から知ったけどこの主審、アジアカップの韓国戦の主審らしいですね。じゃあPK与える傾向とか、カード多いのも経験済みでしょ?それに合わせたプレーしないと!まあ、最後のFK与えといて蹴らせないって一人ボケ一人ツッコミには驚いたけど(笑)

先発の後ろの選手に、長友以外全員イエローが出てしまったということ、これを「審判のクソ判定」にしちゃあダメ。この試合のディフェンダー陣に「カードの多い主審に合わせた守備」ができる余裕が無かった事の方がキモ。原因は他にもある訳です。

この試合のオージーの基本戦術はいたってシンプル。日本のストロングポイント中盤を無視して放り込み、そのサッカーを創る事を放棄して余った人数でしっかり守る、これでした。

これが高い位置でプレスをかけ、サイドから崩してゲームを支配するという日本のサッカーを無効化。ケイヒル、このプレミアリーグのエバートンでエース級の活躍をするワールドクラスのワントップがかなりの確率で競り合いに勝ってしまうため、日本のディフェンス陣はディフェンスラインを下げざるを得ず、結果まずプレスが消えました。

この最終予選2戦で分厚い攻撃を担保していた「高い位置での守備」が消えるとどうなるか?ロングボールをはじき返して、セカンドボールを拾い、さあ攻撃開始ってなってもまず攻撃の開始地点が低く、すっかり守備隊形が揃っている相手に突撃するしかない。つい先日のドイツ戦で、あのポルトガルが誇るバロンドーラーCR7でさえ、やっぱり成功しなかった攻撃方法。

しかも前のFGOで心配していたとおり、その攻撃経路があろうことか相手DFが細心の警戒で固める真ん中に偏ってしまう。揃っている守備隊形の一番堅い所で、やっぱり我が代表10番の背中がチラホラしちゃってた訳です。

この日の香川のプレーは確かにキレていました。せまいスペースでもボールをワンタッチで支配化にコントロールし、大柄なDFを振り回す。そのパフィーマンスは圧巻で、やっぱり日本には香川が必要だと思わせるテクニックを存分に発揮していました。

しかし、しかしなんです。それはガンダムで例えるとビグザム。いかに圧倒的な火力でジムやボールを蹴散らそうと、大局的に見ればキシリアに見放され孤立したソロモン陥落という戦況は変わらない活躍。香川がそのテクニックで真ん中から5人抜きしてゴールするのは、「ビグザムが量産されたあかつきにはジオンは勝利する!」というドズルの名台詞の矛盾と一緒なんです。

香川の自由すぎるポジショニングはこの試合でも残念ながら健在でした。僕はもしその自由すぎるポジショニングから香川が得点して勝利したとしても突っ込みます。なぜならそれは香川の調子次第の「必然性が低く再現が難しい」つまり「奇跡」だからです。

そして香川の自由すぎるポジショニングが表していること、それは監督の力量不足なんじゃないかと思っています。もうアジアカップからずーーっと。

例えばエジル。彼が最高のパフォーマンスを発揮するのはトップ下のポジションでしょう。しかしトップ下で王様として君臨していたブレーメンからレアルに移籍し、そこでサイドでもその能力を発揮できるようになりました。エジルが自らサイドでの仕事を志願してそうなったのか?違うと思います。「スペシャル・ワン」あのモウリーニョがそう仕向けたんです。いや「納得」させたんだと思います。

だいたいその他大勢のジムやボールとは違うビグザムのようなスター選手は、自分に絶対の自信を持っているものです。「俺はこうゆうプレーヤーなんだ」「俺の得意なポジションはここなんだ」と。だからこそ昔から布陣とスターの相性の悪さは繰り返されてきた問題なんです。サッキとバッジョ、ファンハールとリバウド、グアルディオラとロナウジーニョ、最近の我が代表で言えば岡田監督と中村俊輔。数え出しらキリがありません。

そして時代はマラドーナがメガ粒子砲をぶっ放してた時代では無く、2年連続のバロンドーラーであるメッシでさえ、戦術的役割が化せられる時代。敵はメッシ、ロナウド級ですら、組織に組み込んで挑んでくる時代なんです。

何も香川のポジショニングだけではなく、オージーのハイボール戦術に、アジアカップ決勝で一度戦って知っていたはずなのに、ここ2戦と同じスタメン(吉田のケガによる栗原起用は別として)で挑んだ工夫の無い部分にも、ザックの限界を感じてしまいます。

ハイボールからのセカンドボールを拾われない為に、バイタルに守備範囲の広い選手を置かなくて良かったのか。下げられるであろうディフェンラインから始まる、深い位置からの攻撃で輝く、縦へのスピードがある選手はいらなかったのか。それともあくまでアウェイでも攻撃的に行くのなら、プレスの生命線であるディフェンスラインを強気に高く取れるように、前目の選手のポジショニングは徹底、ただちにハイボールの出し手に厳しくプレスをかけられるようにしていたか。どれも痕跡が見えません。

前にも書いたのですが日本はアジアでは強者でも、めざすべきブラジルW杯では弱者。余計な事はせず自分たちのサッカーをそのまま出せばいいミラン、インテル、ユーベの「強者」の指揮を取っていたザックに日本は用が無い。思い切った3-4-3で地方クラブのアウトサイダーである「弱者」ウディネーゼを3位に導いたザックに日本は用があるんです。

しかもザックはミラン、インテル、ユーベでスター選手を全然コントロールできなかったという前歴があるのも忘れてはいけません。ミラン就任1年目、優勝がチラつくと3-4-3を放棄して、オシムが「監督の保身のためのシステム」と呼んだ3-5-2を採用した事も忘れてはいけません。アジアカップ韓国戦の延長後半戦、突如3-5-2に布陣変更した事はそういうことです。さらにザッケローニは時間が豊富で、自らの戦術を充分に日々の練習で選手達に伝えられるクラブの監督ではなく、時間的制約のある代表監督になるのが初めてだという事も忘れてはいけません。

 香川がサイドを守らないのも、それを容認するのも、香川の責任というよりも僕はザッケローニの責任だと思います。これでもいい、とチームの最高責任者が言っているのも同然な訳ですから。穴を抱えたままでも、おそらくアジア予選は楽勝でしょう。ただしW杯本戦ではそうはいきません。

勝ち点7で圧倒的な首位なのに「気は確かか?」と思われてもしょうがないのかもしれないけど、同じ時期に開催されているユーロで繰り広げられているフットボールの最新バージョンを目の前にしてしまうと、比較しない訳にはいきません。こいつらを倒しにブラジルには行くわけですから。僕はもう大会直前の戦術変更も、「奇跡」を前提とした戦いも観たくないんです。そう思うと1年にわたるこのアジア最終予選で、本大会でどう戦うのかという方向性が見えなかったらヤバい。

確かにザッケローニになって日本代表は過去の代表と比べてかなり強くなりました。しかしそれは全世界共通、フットボールは日々前に進んでいるんです。比較対照は同時進行で進化している世界のチームであるはず。その視点で観るとザッケローニは物足りない。特に強豪国と戦うときは物足りない。練習でできない事は本番でもできないんです。予選を練習ととらえると、つまりはそういうことだと。

今日はビッグゲーム、オランダ×ドイツが控えています。もう引き分けでもキツいオランダがどうやってドイツに挑むのか?ドイツは尻に火がついた攻撃集団をどう迎えうつのか?関係の無い国同士の面白い最高級の争いを楽しむ、と共に、こいつらをどうやって倒すのか?も頭の片隅に置きながら楽しみたいと思います。

ポイントはロッベンとチームメイトであるラームのマッチアップ!このサイドでの勝敗がチームの勝敗に結びつくんじゃ?はたして今日のロッベンはシャアザクか?それともただのザク?か?ガンダム知らない人、今回置き去りにしてスイマセンでした(笑)

この記事へのコメント

Re: 「ザッケローニの限界」FGO vol.59

確かにおっしゃられること分かります。

ただ、アジアでは4ー5ー1で王者の戦い。

W杯本番では、昔のでなく新しい3-4-3で勝負するつもりなのではないでしょうか??何で勝負してくるかが今の時期からオーディエンスの人々に明確では本番つらいのは目に見えているし…。

アジアカップ、W杯予選とスケジュールが約半年~1年前倒しになっていますから、ここからがザックの見せどころではないでしょうか?

今回のユーロのイタリアのように…。

Re: 「ザッケローニの限界」FGO vol.59

反応ありがとうございます!junさんなるほど、たしかにその可能性もありますね

ザッケローニも3つのオプション説(4-2-3-1、4-3-3、3-4-3)就任から唱えてますし

でもやっぱりその貴重な強化の1年を、予選を突破したからってだけで無条件に与えてしまってはダメだと思うんです

やはり予選での戦い方、その内容から充分に検討されなければ、と。だからこの予選でその検討の厳しい目を忘れていけないのでは?という問題提起が今回のテーマでした

僕は現在のファーストオプションの4-5-1、つまり4-2-3-1の甘さが気になってしまうんです。香川のポジショニングはその象徴ではないかと

選手を思いどうりに動かせるかどうか、いくら最高の戦術を持っていてもその能力があるかないかが、監督の重要な能力なのではと思っています。

もしそれがこの予選を通じて見られないのなら、予選後の1年を与えても選手を動かせないのではないか

ただちに解任せよ!とは言いません、予選はまだ始まったばかり、現時点であげた疑問点にザックがどう修正を施すか、お手並みを拝見しようと思います!

Re: 「ザッケローニの限界」FGO vol.59

パフォーマンスをパフィーマンスと書いたり、3年連続バロンドール受賞のメッシを2年連続と書いてみたり、itchさんのライティングの方が見ていて限界に感じるのですが…。僕が監督だったら香川はトップ下、走力が増している本田は右サイドかCFに置きますけどね。そしたら左サイドに清武、宮市など有望株が使えますし。前田はきっと今がピークで、2年後まで成長が続くか疑問です。岡崎はスーパーサブでも威力を発揮するかと。選手の能力を最大限に引き出しながら、その上で統率できると良いと思うんですが。何にしろ、限界は他人が決めるものではありませんから。見出しを派手に卑下するようなライティングはマスゴミの手法ですね。

Re: 「ザッケローニの限界」FGO vol.59

トシボー厳しい指摘ありがとう!誤字脱字、そしてミス、さらに派手なキャッチ、昔のまんまでしょwごめんね

俺は代表ならトップ下は本田、香川は是非サイドで覚醒してほしいと思ってるよ、で、トップに岡崎。トップ下に本田居ればポストプレーはいらないからね。裏狙ってライン下げる岡崎ワントップ試して欲しいんだけどね。1発もあるし。右の1枠は清武になるんだろうけど、ここには縦に強い新戦力が出てきて欲しい。香川がサイドアタッカーで覚醒すればゼロトップ本田もありかな、って思う。香川ペドロの位置ね。


俺は限界って他人が決めるもんだと思うよ。自分で決めるもんじゃない。ましてやプロだもん。派手な事言ってみんなの関心ひこうなんてスケベ心なしに、マジで書いたとおりに思ったんだよ、現時点で。

コメントをお寄せ下さい

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://dlivegrampus.blog76.fc2.com/tb.php/139-8cf5f45b

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。