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「アルベルト・ザッケローニとは」 

Football goes on vol.31

「アルベルト・ザッケローニとは」

フットピーポーよ、久しぶり!エジルがレアルにいったり、グルキュフがリヨン、そしてズラタンがミラン!グラ首位キープとか前回FGOからいろいろありましたが、ついに我が日本代表(サムライブルーってアレって決めたの誰だよ)の監督が決まりました!

新監督、それはまさかのアルベルト・ザッケローニ!いやいや、てっきりリーガ系の監督だろうと思っていたのでビックリしました。

一体このアルベルト・ザッケローニとはどんな監督なのか。今日はセリエヲタのitchがガッツリと解説したいと思います!

名前を知ったのはウディネーゼ時代です。当時のセリエでは珍しかったビアホフ(なつかしー)を頂点とする攻撃的な3トップの布陣で3位を獲得し一躍有名に。

その手腕を買われ翌年にミランが監督に大抜擢。この時期のミランは世代交代の真っ最中で、シーズン前はラツィオ、ユベントスがスクデット候補と言われる中、優勝候補達が取りこぼす隙をついて1年目でスクデットを獲得します。同年にザックはセリエ年間最優秀監督を受賞。しかし思えばザックのピークはこの年でした。

翌年以降は戦術へのこだわりが選手や会長などと対立を生み失速。ミラン3年目にはついに途中解任。以後、ラツィオ、インテル、トリノなどでシーズン途中からピンチヒッター的に就任するスタイルを繰り返し、去年もユベントスをフェラーラの後を継いでシーズン途中から指揮。

最新情報は昨シーズンのユベントスでの采配になります。ではその采配はどうだったのか?

迎えた就任1試合目、話題を呼んだのはその布陣。なんと3-4-1-2!セリエはもちろん最近ではJリーグでも見かけなくなった3バックにイタリアどよめく(俺もどよめく)。いっこうに調子が上がらずその後4バック中盤ダイヤモンドに修整するが最終的に17試合で6勝4分7敗、結果あのタレントを持って負け越し。

ユベントスは目標だった4位以内を逃し7位に沈む。ユベントス首脳はシーズン途中からザックを見切り、サンプドリアを4位に躍進させ記者会見で「モウリーニョは基本的な戦術が分かってない」と豪語したプレッシングのスペシャリスト、デル・ネーリと早々に今シーズンの契約を結びました。

辛口で知られるイタリアのマスコミが与えたザック評は「進化するカルチョについていけない遠い過去の監督」。新シーズンが始まってもザックに声をかけるチームは無し。

 一般的な紹介では「守備的なセリエで攻撃的な監督」という事になっています。

報道を見るとザックは好んで攻撃的布陣3-4-3を使ってきたと。だから攻撃的な監督だと。しかし問題はその中身です。その3-4-3はアヤックスや、ビエルサのチリ代表の本当に攻撃的な3-4-3とは大きく異なっていました。

 ザックの3-4-3の基調はカウンターなんです。もともと3-4-3とはピッチ上でパスコースがもっとも多く作れるポゼッションに適した布陣。それなのに3-4-3でカウンターを行うこの「イタリア式3-4-3」に当時は違う意味で驚きました。

ラインを高くしてプレッシングをかけるのではなく、ゴール前中央をゾーンプレスで防ぐ方法なので、試合中の布陣は3-4-3の4の両サイドがDFラインに吸収されて5-2-3状態に。なのでボールを奪っても中盤はスカスカ。そこで中盤を省略し前線にロングボールを放ちカウンターを仕掛ける。
 
 だから前線の3人の個人能力が重要になります。ウディネーゼ時代、そこには絶対の空中戦の強さを誇るビアホフと、高速カウンターを可能にするアモローゾがいました。ミラン時代はビアホフに加えバロンドーラー「リベリアの怪人」ジョージ・ウエア(なつかしー)、中盤からピンポイントでロングパスを送るボバン(大好きだった)がいました。

2000年代初頭のCLでは、それまで主役だったセリエでビッグクラブと呼ばれる強豪が次々と負ける地殻変動が起きます。年間予算1/10以下の小さなリーガの地方クラブに勝てない。「攻撃サッカー」をかかげる小さなクラブに、「守備的サッカー」のビッグクラブが次々とジャイアントキリングをあびていました。時代は「守備的サッカー」から「攻撃的サッカー」に大きくシフトチェンジする時期を迎えていました。


しかし同じ「攻撃サッカー」を掲げるザックは同年代のセリエで同じ事ができなかった。何故か。それは掲げる「攻撃サッカー」が「セリエにしては」という注釈付きだったんです。機能していなかった。本物ではなかった。やっぱりどうしてもマインドのベースが「カテナチオ」な監督、イタリア人なんです。

以上の事から、僕のザックの印象は「攻撃サッカーをやりたいけど実践方法がなってないイタリア人」です。スーパーな選手が実現してくれない限り、自らの理想を実現できない。言い換えれば選手への依存度が高い監督。

前回の会見で原さんは監督探しの基準を答えていました。「ボールを奪った瞬間に前に行く、そして攻撃の3分の1でリスクをかけていく。そういうサッカーを志向する監督にお願いしたい」と。

僕が知っているザックがその基準を満たすか大いに疑問です。特に前半部分「ボールを奪った瞬間に前に行く」の方法論がウィークポイントだった監督がザック。ここのバランスが見出せずユベントスは7位に沈んだ訳ですから。

まずはその人選、布陣、戦術を見守りたいと思います。でもぶっちゃけ心配。ザックのサッカーはアフリカ人には合うけど、日本人には合わないと思うんだけどなー。本当にこの人で良かったの、原さん?



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