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「トッティのいないローマ」FGO.52 

Football goes on vol.52

「トッティのいないローマ」

フットピーポーよ!ひさしぶ!いや~セスク移籍とかナスリも引き抜かれてガナーズ壊滅か?とかフットボールはやっぱりゴーズオンな日々ですが、FGOはまったくノット・ゴーズオン(笑)さーせん、なんか忙しくて…

んがしかし!W杯三次予選はさすがに書かなきゃダメだろ!ってことで久しぶりのFGO参上っす!

さて北朝鮮戦、ウズベク戦ですがやっぱり最大のトピックは「本田不在」だったと思います。短くて3ヶ月の戦線離脱。噂されていたアーセナル移籍もこれでご破算(タイプ的に一緒のパク・ジュヨン取ったしね)。フェンロの二部落ち以来の試練第二章。しかし信じてますよ、彼なら3倍返しで復活する事を。

 南アW杯での岡ちゃん狂気の采配による本田ゼロトップ以来、日本代表は完全な「本田ジャパン」だと思っていましたが、この2戦を観てその思いは確信になりました。

今のフットボール、モダンフットボールの常識は「スペースと時間を与えない」です。その命題に超絶的なテクニックで風穴を開けてしまったのが、かのジネディーヌ・ジダンです。

プレッシングの基本は「二人がかり」。ファーストプレッシャーを与える選手とそのカバーリングで相手ボール奪取する守備方法です。当然ボールホルダーに相手守備陣は引き寄せられます。その1対2、あるいは1対3の状況は相手守備陣にとっては「アタック」です。もし、そこで奪えなかったら守備陣は穴だらけ、スペースだらけなんです。

1対2、1対3、時には1対4、その状況でも平然とキープしてのけたのがジダンでした。ジダンのパスって例えばバッジオやルイ・コスタやピクシーのような、凡人が見えないコースとタイミングに出す芸術的なパスって実はほとんどありません。めっちゃシンプル。ただ溜めてできたスペースに流し込むパスです。

「スペースと時間を与えない」というモダンフットボールの命題へのアンチテーゼ。ジダンの評は一言でいうとこれです。そんな事ができる選手はほとんどいない訳で、だからジダンはレジェンドなんです。そして長々と前置きを書きましたが、僕は本田という選手は、今世界でも希少なジダン的なプレーヤーだと思っている訳です。

もしくは全盛時のローマ。スパレッティが編み出した「ゼロトップシステム」のトッティです。絶大な信用のもと、預けたら味方が安心してスペースに走れる選手。レアルのジダンよりも役割的にはローマのトッティの方が近いかもしれません。

そしてこの2戦の日本代表はまさしく「トッティがいないローマ」だった訳です。

本田がいるといないとで代表は戦い方がガラリと変ります。具体的に言えば遅攻がまず消えます。さらに深い位置からのカウンターも鈍ります。相手守備陣を引き寄せて穴を開ける「預けどころ」が無いからです。

さらにアジアは日本代表に対して引いて来る。残された手段は、なんかバカの一つ覚えみたいで恥ずかしいですけど、高い位置からの速攻、つまりプレッシングです。

しかしここでアジアカップからの課題、重要な試合になるとビビッて引いてしまう経験の浅いDF陣問題が出てしまいました。北朝鮮戦、相手のハイプレスにミスパスやインターセプトを連発する預けどころがない中盤に心配してか、DFラインが低くなってしまいました。

攻撃も守備もうまくきまらない。ザックの答えはサイドの持ち場を守らない香川を中央に移してサイドアタックを強化する狙いの清武投入と、細かいパスを省略してサイドアタックを完結させるハイタワー、ハーフナー・マイクの投入でした。

そしてウズベク戦、「本田不在」「アウェイ」へのザックのアイデアがあのアンカー阿部を使った4-1-2-3。

なんか世間的には黄金の4-2-3-1を崩して前半を失ったザックの失態的な感じになってますけど、僕はザックの何とかしなければという気持ちが、変化する恐れを上回ったいいチャレンジだと思ってます。

「トッティのいないローマ」である以上、違う手段を見出さなければいけない訳です。おそらくザックの狙いは阿部をバイタルに置いての守備の安定と、サイドからのカウンターだったはず。

んがしかし、この試合でもザックの計算は狂います。DFラインの低さは問題ではありませんでした。このアウェイ戦、アンカーを置く日本の設定ラインはもともと低かったはずです。問題は北朝鮮、いやアジアカップから続くもう1つの問題、香川のポジショニングです。

ウズベクは相当日本を研究しているな、と思ったのが右サイドに超攻撃的な22番を置いたところです。アジアカップのビデオを繰り返しみたウズベクの監督は、香川が特にマイボール時にほとんど持ち場の左サイドにいない事に気づいたんでしょう。

ましてやいつもなら馬力でなんとかする長友もいない。日本の左サイドはウズベク右サイドにっとってもう信号の無い高速道路状態。ほとんどのピンチは日本の左サイドで発生していました。

日本が落ち着いたのは北朝鮮戦とまったく同じ交代、香川を中央に固定する清武の投入です。清武をピッチに入れるというプラスより、香川の穴を埋めるマイナスを消す交代に僕には見えました。

アジアカップからこの2戦まで、ザックの香川サイド起用はプラスどころかマイナス、いっこうに目が出ないのが気になります。本田がいる時は本田とのポジションチェンジ、というより本田のスペースカバーでまだ誤魔化せていましたが、本田不在な10番が必要以上に攻撃の責任を背負いすぎているのではないか。

「トッティのいないローマ」時にスパレッティが取った手段はシンプルでした。プレッシング、ショートカウンターです。僕には本田がいない日本代表の取るべき手段も同じだと思っています。

んがしかし、今の代表には香川というもう1人のスタープレーヤーがいる。本田がいない以上、香川の力を使わなければいけないのは間違いありません。しかし香川という選手はプレッシングに合わない。守備をしないという意味ではありません。彼の中央志向のポジショニングが、プレッシングという網をかける守備方法にとって決定的に穴になってしまうんです。

次の11月の試合までにザックがこの問題をどのように修正するのか、そこに注目したいと思います。予選とは「絶対に負けられない試合」であるとともに、練習時間の少ない代表にとっては「チーム作り」の期間でもあります。トッティがいないローマは為すすべなく勝ち点を落とし、ついにゼロトップ時代にローマはタイトルと無縁でした。

ザックがどのように本田不在の代表をデザインするか、そして香川をどう活かすのか。このままでは香川は俊輔と同じ道をたどってしまいます。ザックの手腕に、まだ、僕は期待しています。とりあえずハーフナーマイクと李は出る順番が逆じゃないか?というツッコミを残して今日はこのへんで!それではまた、いつか(笑)



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