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10-11シーズン注目チーム レアル編vol.2 

Football goes on vol.37

「10-11シーズン注目チーム レアル編vol.2」

フットピーポーよ、久しぶり!多忙を理由に更新をサボっている間も、グラが順調に勝ち点を伸ばしていたり(鹿島戦、小川あれは決めないと!)、W杯予想で完敗した占いタコ・パオル君が亡くなったりと、フットボールは相変わらずゴーズ・オン。それなのに最近あまり試合が観れていない、俺!yasDがせっかく誘ってくれたこの間の豊スタのセレッソ戦も仕事で行けずな、俺!

 今回はそんな中でもこの1戦はと思って睡眠不足覚悟で観たCLのGS「レアル×ミラン」で感じた今季レアルマドリーの現在について書いてみたいと思います。

 監督交代、選手の入れ替わり、チームの新たなスタート。Vol.32.33で今季注目チームに上げた境遇の似た2つのチームのマッチアップ。CLのグループステージ3~4節は同じ対戦カードのホーム&アウェイ、両者の現時点での実力がはっきりする「仮想決勝トーナメント」とも言えます。はたしてこの2試合で似たもの同士の両チームは全く異なる姿を見せました。

 シーズン開幕から約2ヶ月、早くもモウリーニョのイズムが浸透し鉄壁の堅守とロナウドを中心とした速攻で安定感すら漂うレアル。一方のミランはズラタン、パト、ロナウジーニョ、ロビーニョ、高級ブランドがズラリと並ぶミラノのショップのような絢爛豪華な攻撃陣が機能不全。2試合トータル4-2は内容を正しく反映したスコアでしょう。それにしてもピッポ!途中出場でドッピエッタ!いやあ久しぶりにゴールを決めて壊れるピッポを観ました、かっこいいなあ。

同じように今シーズンから新たな監督の元で指導した2つのチームは同じ時間を過ごしているのにその成長カーブは異なる。もちろん選手の質、タイプ、目指すサッカーの違いもありますが一番の違いはやはり監督だと思いました。

いい選手が大勢いればいいチーム、はたしてそうでしょうか。いい選手がただの11人ではいいチームにはならない。いい選手を機能的に融合させてはじめていいチームになるんです。

しかしいい選手は自分のプレーに誇りを持ち、簡単に言うことを聞きません。自分の特徴を活かすことを優先し、それを制限する指示には反発するもの。これはいい選手になればなるほどその度合いが強くなりがち。特にやりたくもない苦手な事をさせるのが難しい。「俺の魅力はそこじゃない」誇り高き名手は反発します。

さらにサッカーは11人プラス途中出場の3人しか1試合には出られません。攻撃的な選手はディフェンシブなポジションで出る事もできないので、当然いい選手が大勢いるチームは、試合に出られないいい選手が大勢出ます。「何故、俺が出られないんだ」誇り高き名手は反発します。

そのいい選手、特に攻撃的ないい選手を世界中からかき集め、畏怖と皮肉を込めて「銀河系チーム」と呼ばれているのがレアルです。言い換えれば世界で一番指揮をする事が難しいチームとも言えます。実際このクラブはここ数年で何人もの監督の首を飛ばしてきました。

モウリーニョはそんなチームをたった2ヶ月で手なずけてしまった。これはただ事ではありません。

まず現在のレアルのエースとしてラウールから7番を継承し君臨するロナウドと同じポルトガル人、これが大きかったと思います。この2試合で驚いたのがあの守備が大嫌いだったロナウドが猛然と担当エリアで守備をしていた事でした。ここ8試合で13点を叩き出すエースがハードワークをするのなら、他の選手はそれ以上にハードワークをするもの。さらにモウリーニョはロナウドの活かし方が上手い。やはりロナウドの真骨頂はカウンター。相手がゴール方向に戻りながら守備をしている時のドリブル&シュートは圧巻です。

 次に出場選手のマネージメント。モウリーニョはあまりローテーションをしません。重要なセンターラインはほとんどいじらない。しかしキープレーヤーを休ませる試合で若手や新戦力にチャンスを与える事や、選手の特徴を活かした途中交代が上手い。起用される選手はそのロジックな判断に納得がいきます。

 監督という職業には様々なタイプがありますがまず重要な要素は選手の心を掴む事だと思います。例えばクライフやグアルディオラのような現役時代に一時代を築いた監督は選手の心を掴むのに有利でしょう。何せ子供の頃に憧れたヒーローの指示、喜んで指示を実行します。

 しかしモウリーニョのキャリアの出発は通訳です。モウリーニョにとって武器はロジックしかありません。「こうすれば勝てる」それを選手に叩き込むにはあらゆる手段、駆け引きをして結果を出すしかない。そうしてポルト、チェルシー、インテルとでのし上がってきた元通訳はついに「銀河系」を指揮する監督にまでなった訳です。

 モウリーニョの真骨頂は「強者のカウンター」です。いい選手に対抗するための弱者のサッカーを、誇り高き名手達に実践させる。この矛盾する命題を実行できるところがモウリーニョのマジックな訳です。

 少なくても半年、下手すれば大失敗するかと思っていましたが。2ヶ月でここまでチームを仕上げてくるとは予想以上でした。今季のレアルは面白いとvol.33で書きましたがここまでとは思っていませんでした。

 そして今月末には永遠のライバル、バルサとのクラシコが控えています。ここ数年大きく差をつけられていたレアル、しかし今年は少し風向きが変わってきました。一体どのような結果が待ち受けているのか?次の観戦ポイントはここです。

 そんな訳で次はクラシコ前あたりにまた、それまでにもっと試合を観なきゃな…ではでは~


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