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ザックが代表にもたらしたものとは  

Football goes on vol.35

「ザックが代表にもたらしたものとは」

フットピーポーよ、鈴鹿で可夢威の4台抜き観てきたぞ!あのレース界の重鎮、森脇氏が解説しながら泣いたという伝説の走り。いやー震えましたよ!

今年は自由業なのをいい事に金曜からガッツリ鈴鹿に行ってきたんで、UPが遅くなりましたがアルゼンチン戦みなさん観ましたか?

ザックが就任直後のFGOのvol.31でかなり懐疑的な事を書いてみたんですけど、いやいやザックジャパンいいじゃないっすか!今回はアルゼンチン戦の分析からナショナルダービー日韓戦のプレビューまで書いてみたいと思います。

さてアルゼンチン戦ですが何箇所かでザックが目指す代表がどんなものかイメージできるポイントがありましたが僕が「おおお!」って燃えたのは守備でした。vol.29.30の「日本代表テクニカルレポート」にも書きましたがW杯の日本は引いて後ろで守る非プレッシング式でしたが、このアルゼンチン戦では前から奪いにいくプレッシングが見られました。

Vol.29.30でも「日本の活路はプレッシングだ!」と主張していた自分としてはうれしい限り。ただ「守る」だけでじゃない攻撃する為にボールを「奪う」守備に、どうやらザックは挑戦するみたいですね。

いいプレッシングのキモは「連動性」です。最初のプレスがかわされても、すぐに二の矢、三の矢とプレスがかかり続けるには選手達の「連動性」が重要。

この「連動性」の獲得に失敗したのが前任者の岡田監督です。岡田監督は「連動性」とは同じメンバーでできるだけ長い時間プレーすれば勝手に上がるものだと勘違いしてしまいました。ではおよそ2年半、ほぼ同じメンバーでやって「連動性」が上がらなかったのは何故か?

サッカーというゲームはあまりにもカオスで、そこで「連動」するにはあらかじめ共通の意図で、決まりごとを決めなければ難しいからです。

唯一、このカオスを制して自由を表現した事があるのは82年のブラジル。ジーコ、ソクラテス、セレーゾ、ファルカンの「黄金の中盤」です。自由にポジションを取り、その瞬間、瞬間で最適なプレーを組合せる不可能を可能にしたこのチームはパグンサ・オルガニザーダ、「組織化された混乱」と呼ばれました。

岡田監督の中盤は要するに「組織化されていない混乱」だったんです。「連動」する為の基準、決まりごとを選手に提示できなかった。だから選手がその場の判断で行うプレスは時に決まり、時に決まらず、そしてその無駄の多さから必ず90分持たなかった。

アルゼンチン戦の代表を観ていて面白かったのがひと目ではっきり分かるほど布陣がくっきりしていた所でした。

フォーメーションとは要するに監督の基本設計です。監督がどういうメンバーでどういうサッカーをしたいのか、「誰」を「どこ」に置いて「何」をさせるのか。その設計図がフォーメーションです。

 さすがはイタリアの監督、まずザックは各選手にポジションを忠実に守る事を徹底させました。ピッチに均等に、効率よく各選手が並び、自分が受け持つゾーンとカバーするゾーンを明確にする。選手の特別な才能を借りなくても「連動性」はこれだけである程度上がる訳です。

 そしてポジションを忠実に守る事は、奪った後のカウンターでも効いてきます。特にこの試合でのカウンター時は本田と香川が秀逸でした。

 本田は中央のプレッシャーがきつい中央にしっかり位置しボールを収めてくれる。香川はサイドに位置して豊富なスペースを上手く使ってボールを運ぶ。「誰」を「どこ」に置いて「何」をさせるのかが明確だった訳です。

何もザックは世界が驚くような新戦術を編み出した訳ではありません。ヨーロッパのサッカーの初歩を施しただけです。それだけでアルゼンチンを相手にあの試合ができる。

試合後にザックはインタビューで「日本の選手は思ったよりも質が高いビックリした」と語っていましたがたぶん本音でしょう。

 ただしあの日のアルゼンチンがメッシ以外かなり省エネサッカーだった事は否めません。そこでこの日韓戦です。

 日韓戦に限っては親善試合という表現は当てはまりません。いつでも特に韓国側は真剣勝負。文字通り親善試合だったアルゼンチンよりも韓国は手ごわいはず。それだけにこの1戦で本当の実力が試されると思います。

 攻撃的な韓国に対してはたして日本のプレスは決まるのか。実はこの部分はそんなに心配していません。アルゼンチン戦で得た手ごたえと修整である程度の守備はできると思います。

 問題はプレッシングのもうひとつの顔、奪った瞬間に行けるか、です。プレッシングはそれが無ければ無駄にリスキーな守備になってしまいます。

 特に韓国は奪われた瞬間にカードも辞さずに奪い返しにくる時や、プレスに引っかかりフィフティー・フィフティーになったボールをマイボールにする時などの「玉際の激しさ」が強い相手です。

 アルゼンチン戦でもメッシの強引な突破に何度も決定的な場面を作られていました。そこの修正は残念ながら監督の仕事では無いのです。やっぱり最後の最後は、サッカーとは、選手の物なのです。

 最後にボールを蹴りこむ瞬間や、タックルを仕掛ける瞬間、戦術は助けてくれません。アルゼンチン戦の長谷部の鬼ミドルのようなワールドクラスのプレーが無ければ韓国は倒せない。

 ザックをもっともっと驚かすポテンシャルをアウェイ韓国でかましてくれる事を信じて、火曜日はマッコリでも飲みながら日韓戦を観たいと思います。それではまた韓国戦後に!

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