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フットピーポーよ!あけおめ!遅い、遅すぎるあけおめ!そんな訳で今年初めてのFGOがやってまいりました!
何故ってそう、CLですよCL!いよいよ今季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメントが2月15日から始まるって事で、ながらく更新停止していたFGOも再開!
という訳で今回はCLファーストラウンドの注目しているカード、見どころなんぞを書いてみたいと思います。
まず今季のCLで僕が、というより全世界のフットボールファンが注目しているのが「バルセロナは連覇するのか」という事でしょう。
チャンピオンズリーグとして大会を連覇したチームは今のところゼロ。名称や規模が拡大される前の「チャンピオンズカップ」時代のサッキ・ミランの連覇以来、いまだこのサッカー界最高峰の戦いで連覇を成し遂げたチームはありません。
はたしてその扉をバルセロナは開ける事ができるのか
過去に連覇の偉業に挑戦したチームの中でもっとも近い位置にいる、そう思います。今季のバルサのサッカーはちょっと他のチームとは次元が違います。普通、これだけ完璧なチームを作り上げたら弄らない。「勝っているチームをいじるな」とは昔から言われる鉄則。
しかしグアルディオラはそれを躊躇せず行う。カンテラから若い選手をガンガン上げ、誰がなんと言おうが、究極の攻撃的布陣3-4-3を押し通す。まるでチームが「俺たちは世界最強」と慢心する所を「ふふん、じゃあこのサッカーについてこれるかな?」といわんばかりの神マネージメント!そして、強い。理想と結果を高いレベルで両立させる現在進行形の伝説のチームです。
今大会はバルサが歴史を更新するか否か、その目撃者になれる大会だとも言えます。そうなるとまず15日のレバークーゼンvsバルサは必見でしょう。正直レバークーゼンはノーチャンスだと思うけど、バルサの仕上がりと、その凄みをCLという舞台で図る為にも15日はまずこのカードがオススメです。
次には「ではバルサを止めるのはどこか」になります。「バルセロナを倒す方法を考える事が今の監督にとって一番の課題」とはザックの言葉ですが、あまりにも強すぎる優勝候補を前にした我々観戦者にも有効な視点だと思います。一体、それはどこか?
その筆頭はやはりこの人、モウリーニョのレアル!就任一年目の昨シーズンはまさに完敗でしたが、2年目の今シーズンはモウリーニョ戦術が浸透し、得意の「戦う集団」と化した今季のレアルはまさに「白い巨人」。リーガでは現時点でバルサに10ポイント差の首位。グループステージも堂々の全勝。身内トトカルチョでみんな優勝予想がバルサばっかで話にならないなんて時は迷わずレアルでしょう。俺ならレアルを買います!
22日のCSKAモスクワvsレアルはもしかしたら本田、将来はレアルでプレーすると公言してはばからないあの本田がケガ明けで出るかもしれないというポイントもプラスして、チェックしておいた方が良さそうでしょう。
そして次に…ってのが見つからないのが今季のCLなんですね(笑)、マンチェスターの2チームはグループステージで消えちゃったし、ファンハールを解任したバイエルンは確かに安定した強さを発揮するようにはなったけど、いつものクソつまらないチームに成り下がったし(ファンの人さーせん)…
個人的には16日のミランvs愛するガナーズと、CSKAモスクワvsレアルと同日ながらもモスクワ時差のおかげで2試合なんとか見られるナポリvsチェルシーのナポリホーム、スタディオ・サン・パオロの熱狂的なサポとカバーニ、ハムシク、ラベッシのハーモニーを楽しもうかな、ってぐらいかな、と。
そうそうナポリのサッカーは日本人はよく見ておいた方がいいかも、ナポリのフォーメーションは3-4-3なんだけどこの3-4-3は実はザック式の3-4-3と同じで、バルサの3-4-3が中盤ひし型のいわゆる「オランダ型」3-4-3なのに対して、ナポリの3-4-3はザックも使う中盤の4人がフラットに並ぶ珍しい「イタリア型」。
「オランダ型」3-4-3がポゼッションを重視するのに対して、「イタリア型」はカウンター重視、ナポリの3-4-3は完成度が高く、ザックが日本代表で3-4-3を使ってどんなサッカーをイメージしているのかがナポリを観ているとおぼろげながら見えてくるかと。
と、まあなんだかんだで開催週はなんか観てるという、ヨーロパ時間で生きる地獄の睡眠不足の日々がやってくる訳なんだけどね、たはは。ヨーロッパサッカーが4-3-3、攻撃志向、プレッシング、サイドアタック、ポゼッションと「バルサ化」する中で、当の本人のバルサはさらに一歩踏み込んだ究極の攻撃サッカーに着手して連覇にチャレンジする今シーズン、待ち受けるのは新時代か?それとも自爆か?新たな盟主の誕生なのか?
ひとつ予言的な事を言わしてもらえば「バルサを倒すポイントは守備ではない」という事です。3-4-3という布陣は受けに回っては思う壺、今季レアルを押すのも昨シーズンと比べて遥かに攻撃的な部分にあります。モウリーニョがはたしてCLというトップレベルの戦いでリーガと同じDFラインの高さを引けるか、特にアウェイで、そこに注目してみようと思います。
それでは次はファーストレグが終わったあたりで〜、というわけで遅い、遅い、ことよろ!
Football goes on vol.52
「トッティのいないローマ」
フットピーポーよ!ひさしぶ!いや〜セスク移籍とかナスリも引き抜かれてガナーズ壊滅か?とかフットボールはやっぱりゴーズオンな日々ですが、FGOはまったくノット・ゴーズオン(笑)さーせん、なんか忙しくて…
んがしかし!W杯三次予選はさすがに書かなきゃダメだろ!ってことで久しぶりのFGO参上っす!
さて北朝鮮戦、ウズベク戦ですがやっぱり最大のトピックは「本田不在」だったと思います。短くて3ヶ月の戦線離脱。噂されていたアーセナル移籍もこれでご破算(タイプ的に一緒のパク・ジュヨン取ったしね)。フェンロの二部落ち以来の試練第二章。しかし信じてますよ、彼なら3倍返しで復活する事を。
南アW杯での岡ちゃん狂気の采配による本田ゼロトップ以来、日本代表は完全な「本田ジャパン」だと思っていましたが、この2戦を観てその思いは確信になりました。
今のフットボール、モダンフットボールの常識は「スペースと時間を与えない」です。その命題に超絶的なテクニックで風穴を開けてしまったのが、かのジネディーヌ・ジダンです。
プレッシングの基本は「二人がかり」。ファーストプレッシャーを与える選手とそのカバーリングで相手ボール奪取する守備方法です。当然ボールホルダーに相手守備陣は引き寄せられます。その1対2、あるいは1対3の状況は相手守備陣にとっては「アタック」です。もし、そこで奪えなかったら守備陣は穴だらけ、スペースだらけなんです。
1対2、1対3、時には1対4、その状況でも平然とキープしてのけたのがジダンでした。ジダンのパスって例えばバッジオやルイ・コスタやピクシーのような、凡人が見えないコースとタイミングに出す芸術的なパスって実はほとんどありません。めっちゃシンプル。ただ溜めてできたスペースに流し込むパスです。
「スペースと時間を与えない」というモダンフットボールの命題へのアンチテーゼ。ジダンの評は一言でいうとこれです。そんな事ができる選手はほとんどいない訳で、だからジダンはレジェンドなんです。そして長々と前置きを書きましたが、僕は本田という選手は、今世界でも希少なジダン的なプレーヤーだと思っている訳です。
もしくは全盛時のローマ。スパレッティが編み出した「ゼロトップシステム」のトッティです。絶大な信用のもと、預けたら味方が安心してスペースに走れる選手。レアルのジダンよりも役割的にはローマのトッティの方が近いかもしれません。
そしてこの2戦の日本代表はまさしく「トッティがいないローマ」だった訳です。
本田がいるといないとで代表は戦い方がガラリと変ります。具体的に言えば遅攻がまず消えます。さらに深い位置からのカウンターも鈍ります。相手守備陣を引き寄せて穴を開ける「預けどころ」が無いからです。
さらにアジアは日本代表に対して引いて来る。残された手段は、なんかバカの一つ覚えみたいで恥ずかしいですけど、高い位置からの速攻、つまりプレッシングです。
しかしここでアジアカップからの課題、重要な試合になるとビビッて引いてしまう経験の浅いDF陣問題が出てしまいました。北朝鮮戦、相手のハイプレスにミスパスやインターセプトを連発する預けどころがない中盤に心配してか、DFラインが低くなってしまいました。
攻撃も守備もうまくきまらない。ザックの答えはサイドの持ち場を守らない香川を中央に移してサイドアタックを強化する狙いの清武投入と、細かいパスを省略してサイドアタックを完結させるハイタワー、ハーフナー・マイクの投入でした。
そしてウズベク戦、「本田不在」「アウェイ」へのザックのアイデアがあのアンカー阿部を使った4-1-2-3。
なんか世間的には黄金の4-2-3-1を崩して前半を失ったザックの失態的な感じになってますけど、僕はザックの何とかしなければという気持ちが、変化する恐れを上回ったいいチャレンジだと思ってます。
「トッティのいないローマ」である以上、違う手段を見出さなければいけない訳です。おそらくザックの狙いは阿部をバイタルに置いての守備の安定と、サイドからのカウンターだったはず。
んがしかし、この試合でもザックの計算は狂います。DFラインの低さは問題ではありませんでした。このアウェイ戦、アンカーを置く日本の設定ラインはもともと低かったはずです。問題は北朝鮮、いやアジアカップから続くもう1つの問題、香川のポジショニングです。
ウズベクは相当日本を研究しているな、と思ったのが右サイドに超攻撃的な22番を置いたところです。アジアカップのビデオを繰り返しみたウズベクの監督は、香川が特にマイボール時にほとんど持ち場の左サイドにいない事に気づいたんでしょう。
ましてやいつもなら馬力でなんとかする長友もいない。日本の左サイドはウズベク右サイドにっとってもう信号の無い高速道路状態。ほとんどのピンチは日本の左サイドで発生していました。
日本が落ち着いたのは北朝鮮戦とまったく同じ交代、香川を中央に固定する清武の投入です。清武をピッチに入れるというプラスより、香川の穴を埋めるマイナスを消す交代に僕には見えました。
アジアカップからこの2戦まで、ザックの香川サイド起用はプラスどころかマイナス、いっこうに目が出ないのが気になります。本田がいる時は本田とのポジションチェンジ、というより本田のスペースカバーでまだ誤魔化せていましたが、本田不在な10番が必要以上に攻撃の責任を背負いすぎているのではないか。
「トッティのいないローマ」時にスパレッティが取った手段はシンプルでした。プレッシング、ショートカウンターです。僕には本田がいない日本代表の取るべき手段も同じだと思っています。
んがしかし、今の代表には香川というもう1人のスタープレーヤーがいる。本田がいない以上、香川の力を使わなければいけないのは間違いありません。しかし香川という選手はプレッシングに合わない。守備をしないという意味ではありません。彼の中央志向のポジショニングが、プレッシングという網をかける守備方法にとって決定的に穴になってしまうんです。
次の11月の試合までにザックがこの問題をどのように修正するのか、そこに注目したいと思います。予選とは「絶対に負けられない試合」であるとともに、練習時間の少ない代表にとっては「チーム作り」の期間でもあります。トッティがいないローマは為すすべなく勝ち点を落とし、ついにゼロトップ時代にローマはタイトルと無縁でした。
ザックがどのように本田不在の代表をデザインするか、そして香川をどう活かすのか。このままでは香川は俊輔と同じ道をたどってしまいます。ザックの手腕に、まだ、僕は期待しています。とりあえずハーフナーマイクと李は出る順番が逆じゃないか?というツッコミを残して今日はこのへんで!それではまた、いつか(笑)
Football goes on vol.51
「なでしこ&コパ総括<後編>」
フットピーポーよ!飽きてないか?疲れてないか?久しぶりの前後編!そもそもこんな長文になってしまうのも、お前がこまめに書かないからだというツッコミは無視して先にいくよ?ええ、夏休みの宿題最後の3日間でかたずけるタイプでした!
さて、コパですよ。なんでも世間的にはアルゼンチン、ブラジルが敗退した準々決勝あたりからガックリ関心が無くなったそうです。まああの朝8時キックオフも原因でしょうが。
ではなぜ開催国アルゼンチン、優勝常連ブラジルは早期にコパを去らなければいけなかったのでしょうか?
一言で言えば「チームになっていなかった」これです。ブラジルにはまだ同情の余地があります。今大会のブラジルの最大のテーマはおそらく優勝では無かったはずです。「再出発」そして「発掘」でしょう。しかしアルゼンチンに関しては監督のクビが飛ぶだけではすまない何かが浮き彫りになってしまったのではないでしょうか。
2014年にW杯が控えているブラジル。サッカー超大国としてもはや優勝は義務です。すべては2014年夏のマラカナンスタジアムの決勝から逆算して考えなければいけない状況です。
幸いブラジルは選手に困る事はない国です。ほんとかどうかは知りませんが、ブラジルのビーチにいけばロナウジーニョのようなテクニックを持つ素人さんがゴロゴロいるような国です。問題はその組み合わせ。そしてどう戦うかです。
しかし残念ながらブラジルにはそれを決め、チームを統率する優れた指導者がいません!これは選手が素晴らしすぎるから、ブラジルの監督は何も考えなくても勝ててしまうからと言われています。昔のわが国の代表監督が「自分たちで考えなさい」と言っていたことも納得。自分たちで好きなようにやれば勝てる国なんですね。
しかしそれは正確には「勝てた」と言わなければいけません。最近のW杯、今回のコパがそれを証明しています。
もはや選手の力量だけでは勝てる時代では無くなった。これはチャンピオンズリーグではかなり顕著になってきた現象です。たとえばチャンピオンズリーグの決勝に進出するようなチームに大きな穴、隙はほぼありません。細かなディティール部分まで究極的に効率化されている非常にハイレベルなサッカーを実践しなければ勝ち進めなくなっています。
ヨーロッパという世界最大のサッカーどころで、毎週試合をするクラブサッカーだからそこまで到達した訳ですが、モダンフットボールの方向性はどうやら「機能性」に向かっている事が分かると思います。
一緒に練習する時間も限られ、試合数も少ない代表でチームに機能性を与える事は難しい。しかしそれを獲得した場合、そのアドバンテージは大きい。
それは女子W杯で言えばドイツ、アメリカという大国を打ち負かす武器になるし、コパで言えば開催国アルゼンチン、優勝常連国ブラジルという巨人を倒す、ジャイアントキリングを起こす大いなる武器になるんです。
今大会で躍進したウルグアイ、パラグアイ、ペルー、チリ、これらのチームは全てチームとしてまとまって戦い、時には強者を倒した弱者です。
そしてスアレスとフォルランというプラスαを持つウルグアイが優勝をはたした訳ですが、ウルグアイの勝利はスアレス、フォルランが全てではありません。スアレス、フォルランは自分の役割を高水準ではたしたわけで、そこがメッシ次第のアルゼンチンとの差です。
今回のコパ、そして女子W杯はいわばサッカーの地方大会と、まだ始まったばかりの歴史の浅い競技の大会とも言えます。んがしかし、そこにもモダンフットボールの流れは確実に届いている。サッカーという競技がいかに全世界の隅々まで行き渡ってるいるかが分かります。
長友や香川、そして本田がヨーロッパで普通にプレーするようになったからと言って日本はまだまだブラジルやアルゼンチンのような大国ではないはずです。改めてコパで現在の日本代表を観てみたかった気がしますが、観戦者としてもコパは大きなヒントを与えてくれたはずです。
南米の小国の躍進、そしてなによりもなでしこの優勝はフットボールが限られた大国だけのものではなく、どんな国でも工夫しだいで勝てるという事を示したんじゃないでしょうか?
そしてもっと注意してみると大国を慌てさせ、ジャイアントキリングを起こしたその現場には「攻撃的守備」、プレッシングがあることに気がつくはずです。
アジアカップで大きな疑問符がついたものの、僕がまだザックに期待するのは初戦のアルゼンチン戦でのあのプレッシングにあります。この監督ならプレッシングを植え付けられるかもしれない、その期待感です。
プレッシングはまず約束事を守る規律性と、豊富な運動量、そして効率よく動くための知性が鍵になってきます。日本人に向かない訳がないんです!ただしもしかしたら日本人に向かないかもと思わないでもない要因もあります。
それは勇気です。リスクを負うという感覚ですね。前に出るという事は後ろが空くということ、取れればチャンスになるけど、取れなかったらピンチになる。この冒険主義は日本に根付くのに少し妨げになるかもしれません。
長いことサッカーを観ていて、プレッシングの安全性を高める方法なんかもいろいろ考えましたが、どうやらそういう事では無さそうです。仲間のカバーリングを信じる、布陣で穴を無くす、超絶的な運動量を獲得する、そういうことよりも大事な事は「何を目的にプレーをするのか」だと思います。
善戦、惜敗でお茶を濁すならプレッシングはやらない方がいいと思います。しかしそんな目的でサッカーをするならハナからやらない方がいいとも、思います。
もしかしたら裏を突かれて大量失点で負けるかもしれない、でもブラジル、アルゼンチンに万が一でも勝つには、リスクを負ってでも勝負するしかない。棚からボタ餅が落ちてくるのではなく、棚に自らはしごを立てて、足を踏み外して落っこちるかもしれないけどボタ餅を取りにいけるか?
負けたっていい、とは言いません。ただし必要以上に恐れるなといいたい。はたしてなでしこがあのまま決勝戦でアメリカに敗れていてもつまらない試合だったか?決してそうでは無いはずです。そしてそんなサッカーだからこそ、勝利はなでしこに微笑んだのです。
フットボールは前へ進みます、これまでは参考程度でいいんです。これからどうなりたいか?改めてそんな疑問をなでしこは我が代表に投げかけてくれました。次は日本男児の番ですよ。ブラジルの新聞に「カミカゼプレス!」とか一面に書かれる可能性を信じて、それではこの辺で!また気まぐれに現れます(笑)ではでは〜!